塩野義製薬株式会社

業種 メーカー
2018年取材記事
医師との信頼関係を深め
多くの患者さまへの治療と健康に貢献。
東京開診支店
薬学部卒業 2014 年入社
私のCAREER
MR

医薬情報担当者として、自社医薬品の情報を医療関係者へ提供。 医師との信頼関係を築き、治療において当社医薬品が多くの患者さまのお役に立つMRの仕事にやりがいを感じています。 病診連携の取り組みにも力を注ぎ、地域の医師、患者さまの健康に貢献していきたいです。

6年のCAREER

  • 1年目

    渋谷第一営業所に配属
    開業医を担当

    約半年間の教育研修の後、東京開診支店 渋谷第一営業所に配属され、地域の様々な診療科の開業医を担当する。下期には営業所の成績が全国1位となり、所長指導の元で各個人が全力で頑張ること、チームワークが目標達成につながることを学ぶ

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    ここがPOINT1

    当初結果が全く出ない時期が続きましたが、諦めず医師の元に通い続け、熱意と使命感を持って情報収集・提供を行うことで、インフルエンザ薬が初めて採用。新人であっても、“信頼”を得るためにできることはたくさんあると気付けました。

  • 2年目

    一製品のプロモーター担当
    販売戦略を立て実行

    所長から指名され、ある製品のプロモーター担当に着任。営業所単位で普及促進のための販売戦略を立て、チームのメンバーを取りまとめるなど、リーダーシップを発揮する

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    ここがPOINT2

    元々率先して前に出るタイプではありませんでしたが、普及促進に有効な情報を集め、他のMRへの指示の出し方等も工夫。プロモーターという責任ある立場で1年間リーダー役を務め、成長できたと思います。

  • 2年目秋~

    個人の成績が全国4位に
    MRとして着実に成長

    「患者さま軸」の考えを大切に、医師との信頼関係を深めていくことで、2年目下期の個人成績は全国4位。競争の激しい領域である生活習慣病の薬を地域に普及させるなど、様々な努力が結果に結びつく

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    ここがPOINT3

    医師の立場に立った活動を続け信頼関係を構築。製品の高い効用をしっかり説明できたことで、生活習慣病の薬を多くの医師に採用いただけました。患者さまの治療に貢献できMRのやりがいを感じました。

  • 5年目~

    池袋第一営業所に異動
    地域の病診連携を推進

    池袋第一営業所に移り、練馬区の開業医を3人のMRで担当する。自社医薬品の情報提供・収集にとどまらず、新たな地域で、基幹病院と地域の開業医をつなぐ「病診連携」の架け橋となるべく様々な取り組みを進めている

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    ここがPOINT4

    病診連携の支援は、「通院患者さまを紹介できる基幹病院を知りたい」といった医師の要望に応えるものです。これを実現することで、患者さまに最善の治療環境を提供でき、地域医療により貢献できると考えています。

常に「患者さま」軸で考える

 医師や薬剤師などの医療関係者へ、自社医薬品の安全性や有効性など情報を提供。また、使用後の効果や副作用等の情報を収集し、医薬品の適正使用や安全性の向上につなげる役割を担うのがMRです。この仕事に興味を持ったのは実務実習の時。病院を訪れるMRの仕事内容や役割を知り、一人ひとりの患者さまはもちろん、大きな枠組みでより多くの方のお役に立てる仕事ができたらと考えました。
 シオノギを選択したのは、「患者さま軸」という考えに強く惹かれたからです。ディテール&トレースを重視し、効能・効果はもちろん副作用も詳細に説明。その製品が患者さまの治療に役立ったのか、販売後の情報収集やフォローに力点を置く活動スタイルも魅力に感じました。また、当社はジェネラリスト制※であるため、大学6年間で学んだ知識を活かし治療を総合的にサポートできます。患者さまの治療や健康に幅広く貢献できるMRは、まさに私が目指すものでした。
 入社して5年がたちますが、常に患者さま軸で考え行動しています。どんな良い薬も、私たちMRがしっかり情報提供し、医療現場で採用処方してもらえなければ患者さまに届きませんので、その責任と使命感を持って仕事に臨んでいます。
※一人のMRが全製品の情報提供を担当する営業スタイル

信頼関係を築き
営業成績が全国4位に

 1年目の配属先、渋谷第一営業所では大田区の開業医を担当。新規採用がない状態が約5カ月続きましたが、諦めることなく足繁く通い、実直な訪問活動を続けました。新人が提供できる情報は限られていますから、まずは一生懸命取り組むことが大切だと考え、質問に答えられない場合は持ち帰り翌日すぐに回答するなど努力を続けました。そんな姿勢をある医師が認めてくださり、初の新規採用に。忙しい中でもMRをちゃんと見てくださっている!それを実感できたことは、大きな励みになりました。
 MRとして、医師、その先の患者さまのために自分ができることは全て実践しています。医師からの相談への応対もその一つ。「動悸がすると言われている、そんな副作用はでるものか?」という質問があれば、具体的にその患者さまの背景を詳しくお聞きし、何が原因であるか、副作用、薬の相互作用、生活習慣など様々な面から検討します。医師ご自身も気付いていらっしゃらないニーズに応える応対を心掛けています。「あの患者さまの症状が改善されたよ!」そんな言葉をいただけた時は本当に嬉しいですね。
 また、医師との面談は診察後のことが多く、お疲れである中で時間をさいていただいていますので、せめて私だけは笑顔で接したいと思っています。伝えたいことがあっても、お疲れの様子が見えたり、お忙しそうであれば、それを察して出直すなど、時々の状況や相手の気持ちを推し量り行動を変えています。
 2年目に達成した全国4位という成績は、このような日々の努力の積み重ねがあってのことだと思っています。相手の立場や状況に配慮することで信頼も深まっていきますし、そういう関係性を構築できれば、医師はMRの説明にきちんと耳を傾けてくださいます。競争の激しい生活習慣病の薬も患者さまの立場に立ち、背景や困っていることを具体的に詳しくお聞きし、真のニーズを追究しました。ニーズに合ったご提案ができたおかげで採用いただけたのだと思います。「今まで複数錠必要だったのに1錠だけで効き、患者さまの負担を軽減できた」「費用負担も減って皆喜んでおられる」と、医師から感謝の言葉もありました。たくさんの患者さまの治療に貢献でき、MRになってよかった!と、自分の仕事に大きな手応えと誇りを感じましたね。

病院と開業医の連携を支援
地域医療に貢献

 私たちシオノギのMRが提供するのは、医薬品の情報だけではありません。担当地区で今求められているのは、大学病院や総合病院などの基幹病院と開業医の連携、つながりです。より高度な治療が必要と判断した時に、開業医は患者さまを紹介できる基幹病院を、一方で基幹病院は患者さまの退院後の治療を継続できる地域の開業医の情報を求めています。また現在は、複数の疾患をお持ちの患者さまも多いため、専門領域が異なる開業医同士の連携も大切になるかと思います。
 「MRが病診連携の架け橋になってほしい」この要望に応えるため、私たちMRは地域の医療事情に精通するとともに、互いが安心して紹介し合える〝顔の見える関係〟を作る、その一助を担う必要があります。病院と開業医の情報交換などの場として「病診懇親会」を開催し、その運営進行をMRがサポート。また、病院担当のMRと情報を交換し合うなど、患者さまにより良い医療環境を提供する活動を続けていきたいと考えています。

社内公募制なども利用
チャレンジを続けたい

 医師の要望やお悩み、患者さまの生の声など、臨床現場の実際を知る経験はMRしかできませんので、精一杯仕事に取り組み、多くのことを吸収していきたいと思っています。また、会社に対して製品普及の戦略の提案なども行えるMRに成長していきたいですね。
 これらの経験を活かして、将来は、大学病院の担当や医薬品の安全情報に関わる仕事など、別の活躍の仕方もできればと思っています。社内公募などの制度が整えられているのがシオノギですから、自分の可能性をどんどん試していきたいです。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

数年後には後輩の指導も行えるよう自分自身を成長させていきたいです。また、営業活動に有効な提案を行い、チーム全体ひいては会社全体のレベルアップを促せるMRを目指します。大学病院の担当や新たな業務にも挑戦したいと考えていますので、今は目の前の仕事に全力で取り組み、可能な限り吸収、成長し、次のステージにつなげられるようにしたいと思っています。

新人時代の心に残る出来事

提案した製品が初めて採用!
医師は、私の努力を見てくれている

入社後新規の採用がない状態が続いていた時、ある医師に、患者さまのお役に立ちたいと一生懸命に取り組む姿勢、MRとしての頑張りを認めてもらえ採用していただけました。医師は忙しい業務の中でもきちんと私を見てくれていることを実感でき、今も仕事に向かう原動力になっています。

私なりの仕事の心掛け

「元気をもらっているよ!」
いつも笑顔で訪問

医師は皆さんお忙しくお疲れの時もあります。ですから、私だけでも明るく笑顔でお会いするよう心掛けています。「元気をもらえる」と言っていただけるのは嬉しいですね。医師の期待に応えられず落ち込んだ時も、気持ちを切り替え、相手の立場に立って次に何をすべきかを考え行動に移しています。

学生の皆さんへメッセージ

実務実習期間を有効に活用

実習期間は、薬剤師、医師、看護師、MS、MRそして患者さまと直接関わる貴重な機会です。私は進路の一つとしてMRを考えていましたので、様々な職種の方に「どういうMRに来てほしいか」を確認しました。当時得られた意見や要望はMR職に就いた今とても役に立ち、実際の現場で活かしています。

オフタイム

南国の青い海、ゆっくり流れる時間が大好きで、毎年長期休暇に訪れています。今年は友人とハワイに行きました。






仕事終わりや土日にはFEEL CYCLEへ。45分間、暗闇で音楽に合わせてバイクを漕ぐことで無心になれ、ストレスを発散しています。

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