大阪府

業種 官公庁
2019年取材記事
「縁の下の力持ち」として食の安全を守る監視員
何も起こらない毎日に喜びを感じています。
6年制卒 先輩薬剤師
健康医療部 食の安全推進課 中央卸売市場 食品衛生検査所
同志社女子大学 薬学部卒業 2015年入庁

薬剤師の専門性を活かし
食の安全を守る

 5年生の時に参加した学内セミナーで大阪府の話を聞き、公務員という進路があることを知りました。病院か薬局に就職すると漠然と思っていたのですが、薬剤師の資格を生かして幅広い分野で業務に取り組めることに魅力を感じ、行政を目指すようになりました。
 入庁後は食品衛生監視員として、富田林保健所で飲食店などの許認可業務や、府民からの食品に関する相談や苦情の対応などを担当しました。また、近隣の学校や障がい者就労支援施設などから、食品衛生に関する講習会を依頼されることも。高校生には文化祭の出店で食中毒を防ぐポイントを、ご高齢の方には日常生活での安全な食品管理法など、聞き手の年齢や生活スタイルに合わせて、わかりやすく伝えることに注力しました。大学で学んだ衛生薬学や微生物に関する知識が、たくさんの方の食の安全につながる喜びを実感できる機会でした。

市場で働く方々と
積極的に信頼関係を構築

 3年間の保健所勤務の後、中央卸売市場内にある食品衛生検査所へ異動。日勤は主に市場内の食品を対象とした検査を行います。冬場であれば牡蠣の細菌をチェックしたり、野菜の残留農薬を調べたり、カマボコなどの加工食品については保存料や着色料を調べたりとさまざま。検査結果によっては事業者に行政処分を行うこともあるため、責任の重さを感じながら、慎重に検査を進めています。
 一方、夜勤では早朝から始まる中央卸売市場のセリ開始前に、市場内を回りながら食品の温度管理や保管状態が適切か監視・指導を行います。その時、必須となるのが市場で働く事業者の方々とのやりとりです。セリ前の忙しい時なので、当初はうまく話しかけられず、それでも伝えるべきは伝えなければならない状況に戸惑ったことも。自分から笑顔で挨拶をしたり、食品のおいしい食べ方を聞いてみたり、日頃から能動的に関わっていくことで次第に信頼関係ができ、スムーズなコミュニケーションができるようになりました。 
 保健所でも検査所でも、食品衛生監視員は基本的に「縁の下の力持ち」であり、表に出るのは食中毒などトラブル発生時です。これからも、安全な食品の提供を守る一人として、何も起こらないことに喜びを感じていきたいと思います。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

今後は、食に関する幅広い知識を身につけつつ、自分の得意分野をつくりたいですね。さらに複数の部署で経験を積み、知識を増やし、府民の方や同僚から信頼される食品衛生監視員へと成長していきたいです。近い将来、全国の食品衛生監視員が集う大会での発表にも挑戦してみたいですね。

ADVICE

学生の皆さんへアドバイス

  • 社会人と学生の
    違い

    例えば、立ち入り調査の時などは「私個人」ではなく「府の職員」として見られます。つまり、私の発言は「大阪府」の見解であり、さらには「公務員」の言葉になるため、学生時代にはなかった責任の重さを感じています。

  • 学生時代にしておけば
    よかったこと

    社会に出ると、学生時代よりはるかに多様な方々と出会います。学生のうちに、さまざまな人と接し、幅広い価値観にふれることが大切だと思います。私自身、もっとコミュニケーション能力を磨いておけばよかったと感じています。

  • キャリア選択の
    アドバイス

    私自身、学内セミナーで初めて公務員の道を知ったように、薬剤師には病院や薬局以外にも活躍の場があります。常にアンテナを張り、早めに情報収集をすることで、思いがけない選択肢を見つけられるかもしれません。

オフタイム

休暇の際には、
国内外を問わず旅行に出かけています。
今年の夏休みは小浜島へ行き、
シュノーケリングをしたり、おいしい海の幸を
食べたり、夏の離島を満喫してきました。

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