法人情報詳細

東京科学大学病院

業種 病院

キャリア形成及び教育の考え方

「世界最高水準の医療を支える薬物療法を提供し、人々の幸福に貢献する」を薬剤部の理念とし、病院薬剤師の基本業務を十分に身につけることができるように5年間のプログラムを策定しています。

薬物療法の高度化・複雑化が進む中、薬剤師には多岐にわたる知識・技能を限られた期間で身につけることが求められています。そこで、東京科学大学病院薬剤部では、5年間の薬剤師教育プログラムを設けています。特に、薬剤管理指導の実績は国立大学病院の中でもトップクラスを誇り、豊富な臨床経験やチーム医療に携わる機会が充実しています。
また、新人薬剤師の育成においてはメンター制度を活用し、専門チームによる定期的な勉強会も実施しています。さらに、各学会の専門薬剤師や指導薬剤師が複数名在籍しており、研究の指導体制も整備されています。例えば、機械学習を用いた薬物効果の予測研究は、国際的にも高く評価されています。

会社(法人)の魅力

特定機能病院の使命である臨床・教育・研究の3本柱と「働きがい日本一」の両立を目指しており、薬剤部員が意欲的に働ける環境を整備しています。

病院薬剤師として働く魅力の一つは、患者の治療プロセスに深く関与し、その健康とQOLの向上に貢献できる点です。そこで、調剤をはじめとする薬剤師業務の機械化を推進し、正確性と効率性の向上を図ることで、薬剤管理指導業務に充てる時間を確保できる体制を構築しています。
また、感染、NST、緩和ケアなどのチーム医療に積極的に参画する機会があり、多角的な視点から最適な薬物療法の提供に携わることができます。
さらに、病院は丸ノ内線の御茶ノ水駅に直結しており、アクセスの良さも他の国立大学病院にはない大きな魅力です。

概要

事業内容 病院薬剤師業務
診療科目 血液内科 膠原病・リウマチ内科 糖尿病・内分泌・代謝内科 腎臓内科 総合診療科 消化器内科 循環器内科 呼吸器内科 臨床腫瘍科 緩和ケア科 緩和ケア病棟 がんゲノム診療科 遺伝子診療科 感染症内科 食道外科 胃外科 大腸・肛門外科 乳腺外科 小児外科 末梢血管外科 肝胆膵外科 心臓血管外科 呼吸器外科 泌尿器科 頭頸部外科 病理診断科(病理部) 外科診療科 救命救急センター 眼科 耳鼻咽喉科 皮膚科 形成・美容外科 再建形成外科 整形外科 リハビリテーション科 小児科 新生児集中治療室(NICU) 周産・女性診療科 脳神経外科 脳神経内科 血管内治療科 精神科 心身医療科 麻酔・蘇生・ペインクリニック科 放射線診断科 放射線治療科
病床数 813床
本社所在地 東京都文京区湯島1-5-45
設立 1949年6月
代表者 病院長 藤井 靖久
従業員数 3023名
薬剤師数
(薬学出身者数)
77名
専門・認定薬剤師 日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師4人、日本医療薬学会医療薬学指導薬剤師2人、日本医療薬学会薬物療法専門薬剤師1人、日本臨床薬理学会認定薬剤師2人、日本臨床薬理学会指導薬剤師2人、日本病院薬剤師会がん薬物日本緩和医療薬学会緩和薬物療法認定薬剤師2人療法認定薬剤師1人、日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師2人、日本緩和医療薬学会緩和薬物療法暫定指導薬剤師2人、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師4人など
沿革 1949年06月 東京医科歯科大学医学部附属病院と歯学部附属病院へ改称
2021年10月 東京医科歯科大学病院に一体化
2024年10月 東京科学大学病院に改称(東京工業大学と統合のため)
お問い合わせ先 薬剤副部長 相曽啓史 (03-5803-5602)
交通機関・アクセス 電車でお越しの方
JR御茶ノ水駅下車 徒歩3分
地下鉄 丸の内線 御茶ノ水駅下車 徒歩1分
地下鉄 千代田線 新御茶ノ水駅下車 徒歩5分

バスでお越しの方
東43系統 都バス東京駅北口-荒川土手間 御茶ノ水駅前下車
茶51系統 都バス駒込駅南口-御茶ノ水駅間 御茶ノ水駅前下車

先輩インタビュー

出身大学 星薬科大学
卒業年 2016年

◆病院薬剤師を選んだ理由・病院薬剤師の魅力

この職種を選んだのは、臨床を経験することで病態と薬剤の関連を理解し、より適正な薬剤管理ができるようになると考えたからです。もともとは訪問薬剤師として薬局で働くことも考えていました。しかし、薬の知識だけでは薬剤師として適切な薬剤指導や提案が難しいということを感じることがありました。そこで、薬だけではなくそれに基づいた病態や医師の処方意図、実際での臨床の考え方を学び、患者さんに寄り添った薬剤師になりたいと考えたのが病院薬剤師を目指した理由です。
病院では医師や看護師はもちろん、ソーシャルワーカーやリハビリ、栄養士など多職種での関わりが多いため、連携して患者さんの治療にあたることができます。

◆当院の志望動機

当院を選んだ理由は、病棟業務が充実していることです。施設によっては調剤業務で半日から1日が終わってしまったり、薬剤師の権限がかなり限られているということを耳にすることがあります。当院では早い段階で病棟薬剤師の1日常駐を行っており、医師と同じ目線で患者さんのために処方提案や相談ができるということに魅力を感じました。また、最先端の治療を行っているため、特殊な病態や薬剤を扱う機会も多く、自分の知識や経験を常にアップデートすることが可能です。

◆入職してからの仕事の変化・現在の仕事内容

1年目は主に中央業務(調剤室、注射管理室、製剤室)をローテーションで回り、一通りの業務をこなせるようになりました。1年目の終わりからサブとして病棟業務に入るようになり、2年目の終わりからメインの病棟薬剤師として業務を行っていました。一般病棟のメインを数年経験したのち、現在は重症系病棟(ICU,HCU,ER)のサブや中央業務を一通り行ったり、NSTの一員としてチーム医療に貢献しています。

◆今後の目標

心不全療養指導士の資格を持っているため、循環器治療により深く介入し、多職種連携をより強固なものにしたいと考えています。実現できるかはわかりませんが、退院後の外来でも薬剤師の面談などができる体制もできたらと思っています。また、今後は当院でも心臓移植手術が行われるため、いずれは心臓移植にも携わりたいと考えています。

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