法人情報詳細
特定医療法人仁真会 白鷺病院
キャリア形成及び教育の考え方
慢性腎臓病患者の薬物療法の適正化に努めるため、薬の専門家であるべく、日々研鑽する。
当法人の薬剤科では、腎疾患を合併する患者における薬物療法適正化に貢献すべく、多くの海外文献および国内文献の調査や、自施設の研究結果などを基に、 「透析患者に対する投薬ガイドライン」を独自に作成し公開しています。また、病棟薬剤業務、外来通院患者のTDM、腎専門外来における薬剤師外来業務なども行っており、そのために必要な知識・技術を習得・共有すべく、定期的な抄読会や勉強会を行っています。また臨床現場における学術研究にも継続的に取り組んでおり、学会発表・論文執筆についてもスタッフそれぞれが関わる機会を設けています。
会社(法人)の魅力
透析医療を中心とした腎・尿路系の専門施設として社会に貢献することを理念とし、腎不全とその合併症に対する医療と、腎不全患者の継続的な療養体制を高いレベルで提供し地域医療の一翼を担う。
当法人は、透析医療を中心とした腎尿路系疾患の専門病院であり、保存期の慢性腎臓病患者の末期腎不全への進展抑制、維持透析患者の継続的な透析療法支援など、腎疾患を有する患者の様々なニーズに答えられるよう努めております。また、透析治療だけでなく、CKD専門外来を中心にした透析導入予防や、レーザーを使った最先端の尿路結石治療についても力を入れており、仁真会の専門性の大きな柱です。職員教育や、専従の職員を配置した感染対策・安全対策、旺盛な学術活動など様々な方策で、全ての面において質の高い専門医療を実現していきたいと考えております。
概要
事業内容 | 透析医療を中心とした腎・尿路系の専門施設 ・外来透析患者900人超の維持透析治療 ・腎疾患外来を中心とした、保存期の慢性腎臓病患者の腎不全進行抑制 ・尿路結石に対する砕石術や外来薬物療法などの泌尿器科疾患治療 など |
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診療科目 | 内科、外科、泌尿器科 |
本社所在地 | 大阪府大阪市東住吉区杭全7-11-23 |
創業 | 1974年2月1日 |
代表者 | 理事長 山川智之 |
事業所 | 白鷺診療所、白鷺南クリニック、北巽白鷺クリニック、藤井寺白鷺クリニック、平野白鷺クリニック |
専門・認定薬剤師 | 認定実務実習指導薬剤師 3名 腎臓病薬物療法専門薬剤師 1名 腎臓病薬物療法認定薬剤師 1名 |
沿革 | 1974年 病院開設、保険診療開始 1977年 世界初の多人数供給装置による重曹透析開始 1981年 持続携行式腹膜透析開始 1994年 体外衝撃波腎尿路結石破砕装置導入 1998年 シャント専門外来開設 2003年 血管アクセスセンター開設 2009年 泌尿器科によるレーザー治療導入 |
お問い合わせ先 | TEL : 06-6714-1661(代表)、薬剤科(内線番号:205) |
交通機関・アクセス | JR大和路線 東部市場前駅より徒歩10分 |
先輩インタビュー
◆病院薬剤師を選んだ理由・病院薬剤師の魅力
大学時代から病院薬剤師を第一志望にしていました。患者様に有効かつ安全な薬物治療を提供するためには、まずは多くの病態、それに対する治療方法を臨床現場で学ぶ必要があると考えていたからです。保険薬剤師として働くのは、実際の臨床現場で知識・経験を蓄えてからでも遅くないとも考えていました。実際に病院薬剤師として勤務し、医師・看護師など他職種とリアルタイムで意見交換し、薬物治療だけでなく様々な知識・情報を取り入れることで、最適な医療の提供を目指すことができることに魅力を感じています。
◆当院の志望動機
きっかけは、研究室の尊敬する先輩から声をかけて頂いたことでした。当時は総合病院の勤務を志望しており、腎・泌尿器科の専門病院である当院に就職することに悩みました。その悩みを先輩にすると、専門病院とはいってもそれはあくまで患者背景の一つでしかなく、他の疾患について学ばなくてはいけないのは同じであるとアドバイスを頂き、当院に就職することに決めました。今でもそのアドバイスは強く印象に残っており、学生を指導する際に伝えるようにしています。
◆入職してからの仕事の変化・現在の仕事内容
入職直後は、とりあえず業務に慣れるために邁進したことを覚えています。多くの病院は二年目以降に病棟業務に割り当てられますが、当院では初年度から携わることができます。また、当院は中小病院で薬剤師の人数は多くないため、大病院とは異なり、調剤・病棟・ID業務など部門に分けてシフトは組まれていません。だからこそ、一つの業務だけでなく、オールマイティーに対応できるように鍛えられました。入職から仕事の内容は大きく変わりませんが、患者のため、社会のためになる活動を続けています。
◆今後の目標
当院の薬剤師の多くは、腎関連の学会に所属しています。学会発表だけでなく、論文や執筆などに携わっています。私も上司、先輩、同僚のお力添えいただき、多くの学会発表をさせていただきました。当院の学会発表内容のほとんどは、臨床現場で問題・疑問に思ったことが題材となっています。今後も業務上でみつけた臨床的な問題点を提起、対応策などを提示していくことで、より有効で安全な薬物治療に貢献できるよう発信していくことを目標としています。