法人情報詳細

ヤマサ醤油株式会社

業種 メーカー

キャリア形成及び教育の考え方

ヤマサ醤油では「自立性を持った変革を恐れない人材」を育成していくために2つの基本的な考えで社員の成長を支援しています。

①「社会に存在価値のある企業」という経営理念と企業行動規範に沿い、ヤマサの求める人材を育成する。
②各階層の連携、連続性を持って、ステップが上がっていくたびに振り返りを行い、確実に考え方やスキル が身につくように指導をしていく。
その他:通信教育:受講料を補助。業務に直接かかわるものは全額負担。業務に直接関わらないものでも70%負担(年に1回募集。申請制。)
学会参加や各分野の専門家による講演会の実施も。

会社(法人)の魅力

~核酸関連物質製造のリーディングカンパニー~
60年以上に渡る研究・開発・製造の実績に基づいた核酸関連物質の原薬(API)、食品添加物、ファインケミカルの製造

ヤマサ醤油は核酸関連製品のトップ企業であり、核酸関連物質の原薬(API)、食品添加物、ファインケミカルを製造しています。
独自の研究を重ね、リボ核酸(RNA)を5'-ヌクレオチドに選択的に分解する酵素ヌクレアーゼP1を発見。さらに、得られた核酸成分を効率よく分離精製する技術を開発し、核酸系うまみ調味料5'-イノシン酸、5'-グアニル酸の工業的製法を確立しました。以来、核酸関連化合物に特化して発展し、医薬品原薬・中間体をはじめ、調味料、化粧品、その他工業製品に幅広く利用されています。
最近では新型コロナウィルスのmRNAワクチン合成用の重要原料であるシュードウリジンが話題になっています。

概要

事業内容 醤油の製造・販売、各種調味料の製造・販売、医薬品類の製造・販売
本社所在地 〒288-0056 千葉県銚子市新生町2-10-1
創業 正保2年(1645年)
設立 昭和3年(1928年)11月
資本金 1億円
代表者 代表取締役社長 石橋直幸
売上高 600億円(2023年12月期:連結)
事業所 本社・研究所・工場(千葉県)、東京支社、札幌支店、仙台支店、新潟支店、静岡支店、名古屋支店、大阪支店、金沢営業所、広島営業所、福岡営業所
従業員数 888名(2023年12月)
薬剤師数
(薬学出身者数)
17名
薬学出身者の活躍職種 研究職、開発職、品質管理・品質保証職、薬事職、製造職
沿革 1645年(正保02年) 創業
1928年(昭和03年) 株式会社組織に改組
1957年(昭和32年) リボ核酸分解法による調味料製造法を発明
1970年(昭和45年) 医薬品製造業の許可取得
1986年(昭和61年) 体外診断用医薬品「C-AMPキット」「PTHキット」製造・販売を開始
1992年(平成04年) YAMASA CORPORATION U.S.A. 設立
1994年(平成06年) アメリカ工場(オレゴン州)完成
1999年(平成11年) 特別注文品新工場竣工(現株式会社ヤマサORM)
2000年(平成12年) ISO 9001:2000認証取得
2002年(平成14年) 醤油工場設備更新(スーパーステンレスタンク増設)
2004年(平成16年) SAN-J INTERNATIONAL, Inc. を買収
2005年(平成17年) サンジルシ醸造株式会社の営業譲受
2011年(平成23年) 成田工場竣工(株式会社ヤマサ成田工場)
2015年(平成27年) Yamasa Europe B.V.を設立
2016年(平成28年) YAMASA ASIA OCEANIA CO., LTD.を設立
          しょうゆ味わい体験館オープン
2018年(平成30年) FSSC22000認証取得
お問い合わせ先 ヤマサ醤油株式会社
本社オープンカンパニー担当
E-mail:saiyou@yamasa.com
交通機関・アクセス 総武本線 銚子駅から徒歩10分
銚子電鉄 仲ノ町駅から徒歩3分

先輩インタビュー

出身大学 星薬科大学
卒業年 2020年

◆現在の職種を選んだ理由・魅力

就活を意識し始めたころから、ものづくりに関わる仕事がしたいと考えていました。研究・開発職は、自然現象からの発見に始まり、これを応用して有用な技術や製品化につなげる仕事です。些細な現象も捉え方やアイデア次第で、思いもよらなかったような製品化を実現できる可能性を秘めており、そこに面白さがあります。大学の研究室で教科書にはない学びを得る面白さを知ったことから、今度は自ら得た知見をものづくりに活かしたいと思うようになりました。私にとっては挑戦的な目標でしたが、困難に挑戦し続けたいと思い、研究職を志望しました。

◆当社の志望動機

ヤマサ醤油を志望した理由のひとつは、食と医薬の両方を扱う企業だからです。就活中は業界を絞らず様々なメーカーの説明会に参加していましたが、その中で自分の興味が食と医薬であることを実感し、この両方を扱っている企業の一つとしてヤマサ醤油を志望しました。また、ふたつ目の理由としてはヤマサ醤油の医薬事業が醤油の発酵技術から派生したものと知ったことです。大学での研究テーマが微生物生産であったことから、工業的な微生物生産技術に興味があったため志望しました。

◆入社してからの仕事の変化・現在の仕事内容

入社してから 1年半ほどは先輩が製法開発した化合物の GMP 製造に向けて、製法の妥当性検討や品質管理のための分析系・アッセイ系の構築といった開発業務を担当していました。2年目からは mRNA 医薬関連分野での事業展開に向け、ヤマサ醤油の強みとなるような技術を取得するべく研究・開発を進めています。現在は、mRNA 技術での医薬品開発に向けた大学との共同研究や、重要原料の製法開発を担当しており、数多くの課題に対して日々格闘しています。

◆今後の目標

目標は、ヤマサ醤油独自の医薬品シーズとなるような有用な知見を得ることです。ヤマサ醤油は核酸関連物質の製造において技術のある会社です。近年では、これまで治療が困難であった疾病に対する新たな医薬品分野として核酸医薬が注目されており、核酸を取り扱う企業として、少しでも貢献できればと考えています。医薬品の研究・開発は非常に時間のかかる仕事ですが、研究成果がいつか実ることを信じて、研究を楽しみながら毎日少しずつでも前進していけるよう努力していきたいと思います。

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