法人情報詳細
一般財団法人 住友病院
キャリア形成及び教育の考え方
専門性を備えた「ジェネラリスト」で患者利益に貢献する
当院は総合病院であり、診療科目は30科あります。薬剤師は、調剤・製剤を中心とした中央業務と病棟業務をローテーションで担当します。1病棟あたり約60床で、複数の薬剤師で担当します。担当病棟も一定期間で交替し、数年かけて全病棟を経験します。この期間にジェネラリストとしての能力を高め、専門性も身に付けることを期待しています。また多くの医療チームがあり、薬剤師がその役割を担っています。院外での研修機会も多く、その研修会の参加費用のほか、専門・認定薬剤師を目指す人には各種認定取得に関わる費用を補助します。
会社(法人)の魅力
信頼性の高い医療で社会に貢献
大正10年(1921年)7月、住友グループの社会貢献活動の一環として、地域の方々に質の高い医療を提供することを目的に「大阪住友病院」が開設されました。2021年に創立100周年を迎えています。平成12(2000)年9月には新病院を建設し、21世紀の病院に相応しい「新しい住友病院」として生まれ変わりました。以降も、常に高度で良質な医療が提供できるよう、スタッフと設備を充実し、院内の各種体制の充実を図りながら今日に至っています。
概要
| 事業内容 | 医療業 |
|---|---|
| 診療科目 | 一般内科、血液内科、内分泌代謝内科、腎臓・高血圧内科、膠原病・リウマチ内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、脳神経内科、腎センター、小児科、メンタルヘルス科、消化器外科、乳腺外科、心臓血管外科、呼吸器外科、整形外科(人工関節センター・脊椎センター・高齢者骨折センター)、リハビリテーション科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、皮膚科、泌尿器科、形成外科、脳神経外科、歯科、放射線診断科、放射線治療科、麻酔科、IVRセンター、救急科、病理診断科 |
| 病床数 | 496床 |
| 本社所在地 | 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島5丁目3番20号 |
| 設立 | 大正10年7月 「大阪住友病院」開設 |
| 代表者 | 院長 金倉 讓 |
| 事業所 | 大阪府 |
| 従業員数 | 992名 |
| 薬剤師数 (薬学出身者数) |
34名 |
| 専門・認定薬剤師 | 日病薬病院薬学認定薬剤師 9名 日病薬認定指導薬剤師 3名 認定実務実習指導薬剤師、リウマチ財団登録薬剤師 各2名 外来がん治療認定薬剤師、抗菌化学療法認定薬剤師、感染制御認定薬剤師、骨粗鬆症マネージャー、糖尿病療養指導士、NST専門療法士、腎臓病薬物療法指導士、心不全療養指導士、アレルギー疾患療養指導士、スポーツファーマシスト、日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師、JPALS認定薬剤師(レベル6) 各1名 |
| 交通機関・アクセス | 京阪電車中之島線「中之島駅」(2番出口)より南へ徒歩約3分 JR東西線「新福島駅」(2号出口)より南へ徒歩約13分 阪神電車阪神本線「福島駅」(西改札口)より南へ徒歩約13分 JR環状線「福島駅」より南へ徒歩約15分 地下鉄四つ橋線「肥後橋駅」(3番出口)より西へ徒歩約13分 地下鉄中央線「阿波座駅」(1番出口)より北へ徒歩約12分 地下鉄千日前線「阿波座駅」(9番出口)より北へ徒歩約12分 |
先輩インタビュー
| 出身大学 | 大阪医科薬科大学 |
|---|---|
| 卒業年 | 2022年 |
◆病院薬剤師を選んだ理由・病院薬剤師の魅力
元々、多くの人と関わる仕事に携わりたいという目標があり、患者様だけでなく他職種とも関われる病院薬剤師を志しました。大学の授業の一環で臨床カンファレンスに参加し、他職種の意見を聞く中で、自分の視野の狭さを自覚し、「病院薬剤師となってチーム医療に携わる」という明確な目標ができました。実際に病院薬剤師となった今、薬学的な観点だけでは得られない多面的な学びが得られ、患者様や他職種と深く関わる中で、やりがいを多く感じています。知識・技術・人間性を幅広く生かせるところに病院薬剤師としての魅力があると考えます。
◆当院の志望動機
患者様のQOLを重視し、高度医療から緩和ケアまで多岐に渡る良質な医療の提供を目指す当院の理念に共観したことが、大きな志望動機になりました。見学会で来院した際に、病院の内装が明るく開放的であることも印象的でした。開院100周年を迎えた歴史ある病院で、開院から現在まで、長年にわたり地域に信頼される医療を提供されていることにも惹かれました。薬剤部としては、若手の段階から多岐に渡る業務を経験できること、幅広い経験年数の薬剤師が在籍していること、研修や学会への参加等の自己研鑽へのサポートが充実している環境に魅力を感じました。
◆入職してからの仕事の変化・現在の仕事内容
現在2年目として主に病棟業務、調剤・注射業務、中心静脈栄養の混合、抗がん剤の混合、入退院支援業務など様々な業務を行っています。病棟業務では整形外科や消化器内科、内分泌内科の病棟を担当し、入院患者様の薬剤管理が適切に行われるよう努めています。入退院支援業務では、入院される患者様に手術等に際して休薬が必要な薬剤の有無を確認したり、薬剤指導を行ってます。休薬が必要か、どの程度の期間必要かなど、他職種から相談されることも少なくありません。日々薬の情報は更新されていくので、自己研鑽に努めています。
◆今後の目標
直近の目標としては、病棟業務に励み、多岐に渡る診療科を有する当院で、幅広い知識を習得し、多角的な視点から捉えて生かし、他職種から信頼を得られる病院薬剤師を目指したいと考えています。また、当院では研修や学会への参加などの自己研鑽へのサポートも充実しているため、その制度を積極的に活用して専門性を高めていくことが、今後の長期的な目標です。緩和ケアチーム等のチーム医療にも積極的に携われよう、より一層、自己研鑽に励んでいきたいと考えています。

