様々なキャリア~目標とする働き方~

神戸市役所

業種 官公庁
2018年取材記事
自ら考え、取り組んだ仕事で 結果を出せる喜びとやりがい。
私のCAREER 衛生監視員
キャリアの軌跡と今後

神戸市民の安全を支える 大きなミッションに共感

 大学時代に神戸市主催の薬物乱用防止イベントに参加したことをきっかけに、市民全体の健康を支えるという仕事に魅力を感じ入庁を希望しました。  1年目に配属されたのは、食品衛生検査所。市内に流通するあらゆる食品の拠点となる神戸市中央卸売市場内にあります。ここに集まる食品の安全性や衛生状態を監視・検査し、改善点があれば指導する仕事に従事しました。早朝セリが始まる前に市場の仲卸店舗を順々に見て回り、有毒性のある魚介類がまぎれ込んでいないか、温度管理がなされているか、食品の表示が法令に準じているかなどをチェック。有事の際には仕入れた商品の調査や必要に応じた措置をするため、事業者の方々への対応には大きな配慮が必要です。普段から交流を深めて話しやすい雰囲気づくりを心がけるとともに、「なぜ販売できないのか」「どう改善すればいいのか」を丁寧に説明し、改善ポイントをきちんと示して納得してもらえるよう努めました。

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2021年取材記事
市民の暮らし・健康に欠かせない 衛生的な環境の維持・向上に貢献。
私のCAREER 8年目
次世代を担う薬剤師

重要でかつ困難な仕事 だからこそやりがいがある

 大学で公衆衛生学を学ぶうち、人々の健康的な暮らしにおいて、衛生環境の維持がいかに重要でかつ困難であるかを知り、公衆衛生関係の仕事に従事したいと考えるようになりました。そして、薬学と衛生分野の両方の知識が活かせる衛生監視員を目指したのです。神戸市を選んだ理由は、衛生監視員の採用枠に薬学・獣医・水産・生命科学・畜産などがあり、幅広い知識を持つ人たちと仕事ができることに惹かれたからです。  最初の配属先は中央卸売市場内の食品衛生検査所で、市場で扱われる食品の安全性や衛生状態の検査・監視を担当。基準に満たない食品が市内に流通するのを未然に防ぎます。  問題があった場合は、事業者の方へ改善をするよう指導を行います。最初は法律を説明するのが精一杯で、良好な関係が築けず話を聞いてもらえないことも。法律を説明しても納得してもらえなければ継続的な改善は望めません。先輩は本題に入る前の導入や説明を相手に合わせて変えながら、本題は毅然と説明。相手も納得して指導を受け入れるのを見て、基準は一律でも指導方法は相手に合わせて変える、現場での対応力の重要性を痛感しました。

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