法人情報詳細
東海大学医学部付属病院
キャリア形成及び教育の考え方
個々のやりがいを重視することで、豊かな人格と使命感を持った薬剤師を始めとした医療人を育成します。
東海大学医学部付属病院では、薬剤師キャリアプランをもとに薬剤師教育を行っています。入職後1・2年目の研修プランでは、1年目に薬剤師の基本となる内服薬や注射薬などの調剤業務を中心に基礎知識を身に付けていき、2年目からは半日の病棟業務研修で患者指導や多職種連携などのチーム医療にもかかわっていきます。1年目職員にはメンター制度を導入しており、先輩職員が業務習得状況の進捗管理を行い、職場に馴染めるようフォローしています。3年目以降は、調剤・注射・病棟業務など、いずれかの業務担当係へ配属となり、業務の理解を深め習熟していきます。また、薬剤師としてのスキルアップや認定資格の取得を目指す「専門領域チーム」があり、領域ごとのグループで勉強会などを行っています。薬剤師として基礎的能力から専門的知識まで幅広く習得できるよう教育体制を整えています。

会社(法人)の魅力
薬学を通じて自己の成長を促し、持続的に公衆衛生の向上および増進に寄与する組織を目指しております。
特定機能病院として、また地域の中核病院として、近隣の医療施設と緊密な機能連携、機能分担を行いながら、高度医療の提供に努めています。また高度救命救急センターも併設しており、ドクターヘリ運用も含めて、24時間体制で神奈川県下の救急医療に迅速な対応を図っています。薬剤師も高度救命救急センターで業務を行っており、救急医療のサポートを行っています。また災害時に被災地へ派遣されるD-MAT隊員にも薬剤師が含まれており、東日本大震災の際など薬剤師も被災地へ出向し、被災地の医療復興に貢献していました。救急医療だけではなく、様々な領域でのチーム医療に薬剤師が関与しているため薬剤師としてのスキルアップを求める方にとって、やりがいのある環境です。

概要
事業内容 | 医療業 |
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診療科目 | 36科 精神科、内科、臨床検査科、放射線治療科、産婦人科、歯科口腔外科、乳腺外科、リウマチ内科、循環器内科、リハビリテーション科、小児科、血液腫瘍内科、眼科、形成外科、呼吸器内科、消化器内科、脳神経内科、腎内分泌代謝内科、東洋医学科、心臓血管外科、移植外科、消化器外科、呼吸器外科、脳神経外科、小児外科、整形外科、腎臓泌尿器科、麻酔科、救命救急科、皮膚科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、画像診断科、病理診断科、遺伝子診療科、細胞移植再生医療科、緩和ケア科 |
病床数 | 804床 |
本社所在地 | 〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟屋143 |
設立 | 開院 1975年2月17日 |
代表者 | 病院長 渡辺 雅彦 |
事業所 | ●付属病院(特定機能病院) 神奈川県伊勢原市 ●付属八王子病院 東京都八王子市 |
従業員数 | 3875名 |
薬剤師数 (薬学出身者数) |
81名 |
専門・認定薬剤師 | がん薬物療法認定薬剤師2名、外来がん治療認定薬剤師5名、感染制御専門薬剤師1名、感染制御認定薬剤師2名、緩和薬物療法認定薬剤師2名、精神科薬物療法認定薬剤師2名、その他多数あり。 以下ホームページ参照。 http://pharma.med.u-tokai.ac.jp/pharmacist.html |
沿革 | 以下ホームページ参照 http://pharma.med.u-tokai.ac.jp/history.html |
お問い合わせ先 | 〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟屋143 東海大学医学部付属病院 事務部事務課(人事)採用担当:井上・山崎・田川 Tel 0463(93)1121(内線2022) Mail isehara-jinji@tokai.ac.jp |
交通機関・アクセス | 付属病院 小田急小田原線 伊勢原駅下車 バス約10分 |
先輩インタビュー
出身大学 | 昭和薬科大学 |
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卒業年 | 2013年 |
◆病院薬剤師を選んだ理由・病院薬剤師の魅力
私が病院を就職先に選んだきっかけは大学5年生の病院の実務実習でした。実習先の薬剤師の方々の知識の豊富さに圧倒され、自身も幅広いことを学べる機会を持ちたいと考え、病院薬剤師を目指しました。病院薬剤師の魅力は、幅広い知識を学べることと、医師や看護師など多職種と連携を取れることだと思います。私自身、病棟薬剤師として多くの医療者と連携してきました。各職種がそれぞれの職能を発揮することで、最良の医療を提供できると実感しています。自身がその一員であることは責任が伴いますが、やりがいを感じられます。
◆当院の志望動機
病院薬剤師として幅広い知識を学べ、多職種と連携した医療ができる環境を求めて就職活動を行いました。がん治療に興味があった私は、白血病などの血液がんの患者さんは大学病院など専門的な医療機関に限られることを知り、診療科の多い大学病院を就職先に選びました。就職活動を通じて当院の病院見学を参加した際、薬剤師が病棟看護師から頼りにされている姿を目の当たりにし、見学した病院の中で自身の将来のビジョンを一番明確に描くことができました。また、薬剤部の雰囲気の良さや当院の教育体制の充実に魅力を感じ、志望しました。
◆入職してからの仕事の変化・現在の仕事内容
入職後、調剤業務の部署に所属し、薬剤師としての基礎を学びながら多くの薬の知識を習得することができました。3年目からは病棟業務に配属され、耳鼻科や眼科、小児科など様々な診療科の病棟を担当し、13年目の現在は脳神経内科の病棟担当者として脳梗塞やALSなどの患者さんの服薬指導などを行なっています。また、病棟配属を機に栄養サポートチーム(以下NST)に所属し、6年目にNST専門療法士を取得しました。プライベートでは2人の子供を出産し、育休を経て、現在は時短勤務で働いています。時短勤務に変更後も担当病棟を持ち、NSTでチーム医療に携わっています。
◆今後の目標
現在の担当病棟ではALSなど難治性進行性神経筋疾患の方も多く入院されており、身体的や精神的苦痛への緩和ケアが必要となります。これらの疾患について学ぶ中で、ALSにおける緩和ケアというものを知りました。緩和ケアというとがん患者さんを対象とするものとのイメージがありますが、実際にはがん以外の疾患に苦しむ方々にも緩和ケアが求められています。今まで私が携わってきたNST活動や病棟薬剤師としての知識を踏まえ、患者さんのQOLを可能なかぎり高められるように、緩和ケアにも積極的に取り組みたいと考えています。