法人情報詳細
一宮市立市民病院
キャリア形成及び教育の考え方
クリニカルラダー教育と新人教育における当院の方針
管理職以外の薬剤師のキャリア開発としてクリニカルラダー教育システムをとっています。能力段階として各部署における業務の到達度をレベルⅠ(新人1年目)、レベルⅡ(2年目~主任)、レベルⅢ(主任~主査)、レベルⅣ(主査)、レベルV(科長補佐)の5段階とし、それぞれの薬剤師に評価者を決め達成度を評価しキャリア形成をサポートしております。また、新人教育においては6か月間の教育プログラムに則り教育を行うとともに、メンターをつけて公私におけるサポートを行っています。また、若手薬剤師が臨床業務の中心的役割を担っていけるように、2年目から病棟に配属しています。さらに、専門認定資格者が多く、将来何らかの専門資格をとろうと考えている方には先導してくれる先輩がたくさん揃っています。
会社(法人)の魅力
「地域住民の皆さんに愛され、信頼され、期待に応えられる病院」としてシームレスな患者さんへの取り組みを実践
病院の基本理念「地域住民の皆さんに愛され、信頼され、期待に応えられる病院」を目指し、患者さんに安全で効果の高い薬物療法を受けて頂くために様々な取り組みを行っております。薬剤師が患者さんへ入院前の外来時から、入院中、退院後もシームレスに(途切れなく)寄り添い、安心安全な薬物療法を提供しております。チーム医療へも積極的に参画しており、外来では外来化学療法センター、薬剤師外来、患者サポートセンターに常駐し、入院では、栄養管理、疼痛管理、感染管理、褥そう管理などのチームに参加し適正な薬物治療への介入を行っております。専門・認定薬剤師の育成にも力を入れており、各種領域における専門・認定薬剤師が複数名誕生し、質の高い薬物療法に貢献できる体制を整えています。
概要
事業内容 | <機関指定> 地域がん診療連携拠点病院 救急指定病院 特定小児慢性特定疾病医療機関 地域周産期母子医療センター、基幹型臨床研修病院 災害拠点病院(地域中核災害医療センター) 救命救急センター DMAT指定医療機関 日本医療機能評価機構認定病院(3rdG:Ver.2.0) 労災保険指定病院 地域医療支援病院 他 |
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診療科目 | 内科、糖尿病・内分泌内科、血液内科、腎臓内科、脳神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、小児科、外科、乳腺・内分泌外科、整形外科、リウマチ科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、放射線診断科、放射線治療科、麻酔科、リハビリテーション科、病理診断科、救急科、歯科口腔外科 |
病床数 | 594床 |
本社所在地 | 一宮市本町二丁目5番6号 |
設立 | 昭和11年 |
事業所 | 一宮市文京二丁目2番22号 |
従業員数 | 1308名 |
薬剤師数 (薬学出身者数) |
正規39名、会計年度任用職員 4名 |
専門・認定薬剤師 | 日本医療薬学会がん指導薬剤師2名、日本医療薬学会薬物療法指導薬剤師1名、日本医療薬学会医療薬学指導薬剤師1名、日本医療薬学会がん専門薬剤師7名、日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師1名、がん薬物療法認定薬剤師2名、感染制御認定薬剤師1名、妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師1名、外来がん治療認定薬剤師1名、緩和薬物療法認定薬剤師1名、救急認定薬剤師1名、抗菌化学療法認定薬剤師1名、NST専門療法士4名、糖尿病療養指導士3名、周術期管理チーム薬剤師6名、小児薬物療法認定薬剤師1名、心不全療養指導士2名 |
交通機関・アクセス | 名鉄バス:名鉄一宮駅・JR尾張一宮駅 から「宮田本郷行・川島行」に乗車、「一宮市民病院」で下車 |
先輩インタビュー
出身大学 | 岐阜薬科大学 |
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卒業年 | 2019年 |
◆病院薬剤師を選んだ理由・病院薬剤師の魅力
就職活動の際に病院薬剤師を選んだ理由は、患者さんのより近くで治療に関わりたいと考えたからです。実際に、入院から退院までの間の患者さんの病態の変化を近くで知ることで、適切な医療のためにすぐに行動することができ、ダイレクトに治療に関わることができます。また、さまざまな職種が協力して患者さんを支えていくことが必要であり、病院では医療者同士のコミュニケーションにより薬剤師の視点のみでは気づくことができないことを知ることができ、より深く関われることが魅力であると思います。
◆当院の志望動機
当院が急性期病院であること、多くの診療科を有することから、さまざまな疾患に関わることができ、薬剤師として幅広い経験ができるのではないかと考えました。また薬剤局としては、さまざまな分野で認定の取得をされている先生方がいらっしゃり、就職してから自分が興味を持った分野において認定取得へのサポートが得られる環境があると考えました。病棟業務がチーム制であり、日ごろから複数の薬剤師で患者さんを見ることができる環境があり、薬剤師内でも多様な視点を得られることも魅力に感じていました。
◆入職してからの仕事の変化・現在の仕事内容
入職後半年間は研修期間があり、調剤業務、抗がん剤混注業務、病棟業務等の研修を行いました。その後、1年目は調剤業務や抗がん剤混注業務を中心に従事し、2年目の4月から病棟業務も加わりました。病棟業務は初めは週に1日程度、5年目の現在は週に3日程度と病棟業務の割合が多くなっています。1~2年の周期で担当する病棟が変更となること、複数の病棟を担当することから、これまでに10種類以上の様々な診療科を経験できています。また、現在は製剤業務も担当しています。
◆今後の目標
まずはさまざまな病棟を経験し薬剤師としての幅広い知識や経験を身につけていきたいと考えています。また、その中で専門性についても視野を広げ、その分野の治療により深く関わることで、医療に貢献していきたいと考えています。若手と呼ばれる年代ではなくなってきたので、病棟でも薬剤局内業務でも、さまざまな課題に向き合い、治療への貢献やよりよい働き方ができるよう、自ら率先して行動をしていきたいと考えています。