株式会社アイセイ薬局

業種 保険(調剤)薬局
2016年取材記事
店舗の質、人の質を高め
選ばれるアイセイ薬局となる!
東海第2支店
薬学部卒業 2002 年入社
私のCAREER
支店長

東海第2支店の支店長に就任し現在36の店舗を取りまとめています。店舗全体、スタッフ全員がどこを目指していくか、方向性を示し、支店・店舗が一丸となって邁進していくところにやりがいを感じています。2002年にアイセイ薬局に入社し、これまでに様々なキャリアを経験、今年14年目を迎えます。

22年のCAREER

  • 1~8年目

    医薬品卸で7年勤め転職
    東海エリアの第1号店に配属

    卒業後は薬品卸で勤務。新たなステージで薬事マネジメントに携わりたいと考え、アイセイ薬局へ。相生山店※で調剤の基礎を学ぶ
    ※現在当該店舗なし

  • 9年目

    半年後岡崎南店に異動
    店長(管理薬剤師)

    新店の責任者として、数字管理だけではなく、スタッフ、ドクター、卸など社内外の関係性を良好に保つよう努力

  • 11年目~

    岡崎エリア、豊橋エリア
    エリアマネージャー

    岡崎エリア7〜8店舗のマネージャーを1年間務めた後、豊橋エリア5〜6店舗のマネージャーに。出店数が一気に増え、マネジメントを行う傍ら実務もこなす

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    ここがPOINT1

    枝(1店舗)から、木全体(エリア全体)を見渡しながらの行動へシフト。多忙なこの時期大変なことや失敗もありましたが、経験は今に生かされています。

  • 14年目~

    名古屋支店 次長に就任
    名古屋エリアマネージャーを兼務

    次長となり5つのエリアを統括。兼務していた名古屋エリアは4店舗が立て続けにオープンし、ドクターとの調整など準備にも奔走

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    さらに森全体(40〜50店舗)を見るポジションへ。名古屋以外のエリアは店舗へ応援に出向き、現場をある程度把握できていたことも効を奏しました。

  • 17年目~

    関西支店へ異動
    1年半後、支店長に就任

    関西支店へ次長として赴任し、1年半後に支店長に。未経験の開発業務等にも携わり、支店長としての責任を全うできるよう様々な取り組みを遂行

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    ここがPOINT3

    関西支店では、健康づくりに貢献できるイベントを発案。地域の健康ステーションとしてアイセイ薬局を皆さまに認知していただくことができました。

  • 21・22年目

    名古屋支店 支店長
    東海第2支店 支店長

    名古屋支店に戻り、72店舗を取りまとめる支店長に。2016年7月の組織変更に伴い、東海第2支店の支店長に就任。現在36店舗を統括する

薬品卸から転職
“これから創り上げる”薬局に
魅力を感じ入社を決意

 昨年名古屋支店の支店長に就任。今年7月からは組織変更により東海第2支店36店舗の責任者を任せられています。地域医療に貢献する〜HEALTH ・DESIGN・ COMPANY〜アイセイ薬局として、様々な取り組みを支店・店舗スタッフとともに進めています。
 私が医薬品卸からの転職を考えていた約14年前、アイセイ薬局は関東エリアを中心とした店舗展開をしており、新たに東海エリアへ進出するまさにそのタイミングでした。アイセイ薬局が薬事マネージャーを募集していると紹介をうけ、心が動きましたね。実は話を聞いた時点で、他薬局への転職がほぼ決定していました。しかし、「これから創り上げていく薬局、面白い!そこで自分の手腕を振るってみたい」と、入社を決意しました。
 最初に配属された相生山店は、東海エリア出店の第1号店。将来マネージャー業務に就くにしても、現場をまず経験してからと、ここで調剤業務の基礎を学び、半年後に新店舗・岡崎南店の店長に就任しました。

木から森全体を見る行動へ
地域に認知されるイベントも発案

 店長、エリアマネージャー、次長と、キャリアを積み上げた6年間は、東海エリアの店舗が大幅に増えた時期でもあり、無我夢中で過ごしましたね。名古屋支店の次長に就任した時に、担当する店舗の数は、岡崎、豊橋、岐阜、静岡、名古屋を合わせ40〜50店舗。仕事に臨むスタンスも、「木」から「森」全体を見て行動すると大きく変わりました。支店という森を俯瞰しながら物事を考え判断し、支店長やエリアのマネージャーと相談・連携しつつ、必要な施策を考え実行しました。
 初めて支店長を命じられたのは入社10年目の関西支店。西へ西へ、店舗出店を強化していた時期でしたので、プレッシャーも非常にありました。これまで運営部門に携わってはきましたが、開発は未経験の分野でしたので、新店開発の戦略を考え成果を出せるよう全力を尽くしました。地域の方にアイセイ薬局を認知してもらう目的で、スタッフと一緒にイベントも考案しました。地域の子どもたちに調剤を体験してもらう「こども薬局」、健康づくりを支援する「からだゼミナール」など、近隣病院のドクターの協力を得ながらの開催でしたが、今や全国に広がり毎年色々な店舗で行われています。これは嬉しいことですね。
 複数の店舗、多くのスタッフを統括する立場にある者として、必要なのは〝全社最適〟の考え方だと私は思っています。それですべて良しではありませんが、全体から物事を見る中で最善策を見出し、全力を尽くす。また、目の前の事象だけにとらわれることなく、その先の将来を見据える目線も重要です。例えばトラブルが発生したら、要因を分析し、今後発生させないためにどうするか方策を講じること。このような考えは経験の中から導かれたもので、これまでの試み、試行錯誤、失敗すべてが現在の私に通じていると感じます。

支店・店舗一丸となって邁進
ともに頑張れる仲間は、私の宝

 支店長は責任ある立場であり大変なことも多々あります。一方で、各店舗やスタッフの成長を直接的・間接的に見たり聞いたりするといった嬉しい事柄もたくさんあります。名古屋に戻って来た時、私が居た頃に新人だった社員が店長として活躍しているのを目にしましたが、これも嬉しいことの一つです。
 東海第2支店の支店長として、今後力を入れたいのは、「店舗の質」と「人の質」を上げていくことです。アイセイ薬局は『選ばれる薬局づくり』を年次目標としていますが、質を高めることで様々な施策を実行に移していけるはず。地域密着であることを基本に、病院門前薬局、医師と連携したマンツーマン型薬局の出店はもちろん、利便性の高い医療サービスを提供する「医療モール」の開発、さらに地域包括ケアを推進する医療・保健・介護関係者との連携なども積極的に進めています。
 決して1人では達成できないことも、多くの人が関わることで成し遂げられます。そんな仲間と一緒に仕事できることは私の誇りであり宝です。店舗全体、スタッフ全員が、何を目標にするかという方向性を示す。そして、メンバーの結束を強め、歩みを止めることなく進める体制を作っていくのが私の役割と考えています。

10年20年後、どんな薬剤師、
働き方を目指すか

 薬剤師を取り巻く環境はこれから大きく変わると思います。今は確かに売り手市場です。しかし、国民医療費が膨張する中で、変われない薬局は淘汰される時代が必ずきます。その中でどうするか。社会に必要とされる、選ばれる薬剤師にならなければならないということです。調剤室という限られたスペースだけが仕事場ではありません。地域にもっと出て、皆さまの健康づくりに積極的に関わっていくことが必要となってきます。在宅しかり、健康イベントしかり、働き方の可能性はたくさんあります。また、社会人としての質を上げ、薬剤師=医療人の一人である意識をもっと持っていただきたい。今後必要とされるのはそんな薬剤師です。
 人材育成といった面で、アイセイ薬局は「選ばれる薬局」「選ばれる薬剤師」になるための教育に力を注いでいます。調剤の技能と薬の知識はもちろん、コミュニケーション能力を磨く実践的な研修を、店長や次長になっても続けています。私自身も、若手社員と接する機会をできるだけ多く持ち、直接この想いを伝えています。
 薬学部に入った以上、大半が薬剤師を目指していると思います。大切なのは「10年20年後、どのような薬剤師になりたいか」具体的に思い描くことです。そして目標を達成できる職場、企業を選ぶこと。あなたの未来にベストな判断をぜひ行ってください。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

●仕事上の目標/会社の一社員としてではなく、薬剤師として色々な道を拓き、薬剤師の必要性・存在意義を世間に知らしめられるよう業界内外に向けて活動。薬剤師が誇りと責任をもって行動できる環境を創っていきたいです。
●プライベートの目標/ゴルフで100を切ること。数十年後は、別荘地的な所でのんびり田舎暮らしがしたいです。

店長時代の心に残る出来事

岡崎南店での新米店長時代
全員の希望を取り入れようとして失敗

店長のなんたるかも掴めておらず、スタッフとのコミュニケーションが上手くいきませんでした。要望を全部聞かなければと一つ一つに対処していました。目指す店づくりのためにどれを取り上げれば良いか、後に判断できるようになりました。

これが成功の秘訣

経験で積み上げた、自分の中の
「引き出し」を有効に生かす

経験を積むことは、「引き出し」を増やすことだと思います。同じ事象があれば、「前回を踏まえ今回はこうしよう」と対処法も発展させられます。1スタッフから始めたことも多くの視点を得られよかったと思っています。

私流仕事に対する心掛け

1つのことにこだわり過ぎない
失敗談は必ずいつかは笑い話に変える

仕事では誰しも失敗はあります。必要以上にこだわらず、そこから何をつかむかです。いつかは見返してやると頑張り、「あんなことが昔あったなぁ」と談笑ができるほどになる、これが理想。つまり自分を鼓舞する気持ちを持つこと。スタッフにもそのように話しています。

オフタイム

●絶対にゴルフはやらないと思っていたのに、3年前からのめり込んでいます。
●小料理屋のカウンターで1人しみじみと日本酒を呑む、これがマイブーム。仕事仲間ともちょくちょく行きます。「○○と飲む時は乾杯してから仕事の話はするな」がルール。若い社員ともいろんな話をしますね。

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