2015年取材記事
薬剤師として、女性管理職として、そして働くママとして、ロールモデルになりたい。
人財本部 教育部 課長代理
薬学部卒業 2000 年度入社
私のCAREER
教育部 課長代理

新人薬剤師研修や実務実習など、様々な研修や勉強会を通して人財の育成に努めています。 新人薬剤師研修では主に調剤手技や服薬指導を担当。コミュニケーション力向上や社会人マナーなどの指導にもあたっています。

15年のCAREER

  • 1年目

    入社

    入社後、まずはマンツーマンのきめ細かい指導を受け、自由な雰囲気の中で仕事をする楽しさを知る。半年後に調剤併設型ドラッグストアで調剤をゼロからじっくり学ぶ

  • 3年目

    管理薬剤師

    管理薬剤師となって調剤室の新規開設を任され、管理者としての責任を実感。その後3店舗の管理薬剤師を経験

  • 7年目

    エリアマネージャー
    兼教育係

    名古屋市内の3店舗を統括するエリアマネージャーに。店舗ごとに個性があり、指導や調整の難しさを知る。この頃から教育担当としての業務を兼任

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    ここがPOINT1

    超多忙な店舗に同期3人が配属され、いかに時間内に業務を終えることができるか毎日競い合って仕事をこなしました。とても充実した期間で、大きな達成感はその後の自信にもつながりました。

  • 9年目

    人財本部・教育部に異動

    教育部に正式に異動。私の性格もよく知る上司から「教育部の仕事はあなたに合っている」と勧められ、移ることを決断

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    ここがPOINT2

    現場の薬局薬剤師から教育部への異動は悩んだ末の決断。新入社員を一から育てる仕事に新たなやりがいと責任を感じている今、決断して良かったと思っています。

  • 11年目

    仕事と子育ての両立

    第1子を出産し、仕事と子育ての日々がスタート。働き方や生活を見直して、それまで以上に時間を大事に使うようになる。13年目には第2子を出産

社会に出て働くことの
楽しさと大変さを知った

 現在、教育部で新入社員研修や実務実習生の指導を担当しています。新人薬剤師や学生の皆さんとの出会いが私自身の刺激になっていて、皆さんが職場で活躍している姿がやりがいにもつながっています。
 もともとスギヤマ薬品へはドラッグストアの勤務薬剤師として入社しました。ちょうど医薬分業で院外処方が始まった時期です。ドラッグストアの店内に次々と調剤室が作られ、私も入社半年後には調剤室を立ち上げたばかりの店舗に移りました。私だけでなくその店舗の先輩も調剤は初めてでしたから、とにかくわからないことばかり。そのたびに調剤業務に詳しい先輩に電話で問い合わせるなどして、調剤の現場をゼロから学びました。手書きの処方箋を受付した際には、書いてある内容が判断できずに調べるのに手間取ってしまったことも。経験を積むことの重要性を肌で感じました。

同期三人で競い合って
がむしゃらに働いた充実の日々

 3年目に、管理薬剤師としてドラッグストア内での新規調剤室の立ち上げに関わりました。それまで勤務した店舗で四苦八苦しながら学んだ経験を生かしつつ、同時に管理薬剤師として新たな責任も感じながら業務にあたりました。
 その後、処方箋枚数のかなり多い店舗に同期の女性三人で配属されたことは今も忘れません。まだ電子薬歴ではなく紙薬歴の時代で、ひたすら投薬しては書いての繰り返し。積まれた薬歴を前にある種の高揚感を覚える一方で、終わりが見えないことへの焦り。誰が一番早く書き終えるか、毎日三人で競い合うように仕事をしていました。せっかく仕事をするなら楽しんでやるのが私流。あの大変だった日々を三人で団結して乗り越えた達成感は、今も仕事をしていく上でのパワーになっています。
 そんなふうに何か困難な状況に遭遇したり失敗した時、私が心掛けているのが「すべては自分次第」という考え方です。目の前のことをマイナスと捉えるかプラスと捉えるか。プラスに考えることができたら、その苦労や失敗も無駄ではありません。何事も考え方次第でその先に広がる景色はまったく変わると考えています。

現場薬剤師から教育部へ
悩んだ末に異動を決断

 7年目には、名古屋市内の3店舗を管理・統括するエリアマネージャーになりました。それまでは自分の店舗の業務だけでしたが、複数の店舗を受け持つことで各店を比較し、良い取り組みは他の店舗に生かすこともできました。ただ、管理薬剤師は店舗の責任者としてそれぞれ自分の考え方や方法論を持っているので、改善を提案する際は気をつけました。それまでのやり方を尊重しつつ、新しい方法もあることを伝え、納得してもらった上で改善に結びつけていく。そういう調整業務が次第に面白くなっていきました。
 エリアマネージャーの業務と並行して、教育部のお手伝いで新入社員研修や実務実習の講師もしていました。若い人たちに自分の経験を語るのは、通常業務とはまた違う刺激や面白さがあります。そんな中、大きな転機となる出来事がありました。教育部の拡充に伴い、教育部への正式な異動の誘いです。薬局で顔を覚えてくださっている患者さまといい関係が築けていましたし、何より薬剤師として直接患者さまとずっと関わっていたかったので非常に悩みました。その一方で、新入社員を一から育てていく仕事に魅力も感じました。異動を決断する決め手になったのは、信頼する上司からの「教育部の仕事はあなたに合っている」という言葉。力を試してみようという思いで引き受けました。

指導した新人薬剤師の
活躍する姿を見るのが喜び

 教育部での私の主な業務は4月から始まる新入社員研修です。調剤手技や服薬指導を中心に担当し、マナー研修などにも関わっています。まずは手探りで一人ひとりの個性をつかみ、できるだけ個性に合った指導を心掛けています。また、最近特に力を入れているのがコミュニケーション力を高める研修です。よく言うのが「会話で大事なのは、自分がどう言ったかではなく、相手がどう受け取ったかがすべて」ということ。自分は伝えたつもりでも相手が理解できていなければ伝えていないのと同じです。コミュニケーションはとても大事なので、店舗配属後も定期的に研修を行っています。
 教育部の仕事をしていて特にうれしいのが、指導した薬剤師が店舗で活躍している姿を見る時です。テキパキと業務をこなし、周りと上手にコミュニケーションを取れていたりすると、思わず「立派になったね」と声をかけてしまいます。配属先で先輩や患者さまから本当に多くのことを学んでいるのでしょう。人が成長していく過程を見られるのは、この仕事の大きな魅力です。
 「将来、私も教育部で働きたい」と言ってくれる人もいて、そういう言葉を聞くと、私もやってきて良かったなと思えます。そして、後に続く後輩ができるまで自分ももっともっと頑張らなくてはと励みになります。

今は女性が活躍できる環境
積極的にチャレンジを

 女性がキャリアを考える上で、一つの大きなポイントになるのが出産ではないでしょうか。仕事と育児を両立させるには、職場環境や自己管理が大きく関わります。当社では、育児休暇取得後も育児短時間就業制度などがあり、産休時の職場のバックアップ体制も取られています。仕事と育児を両立できる環境があります。また、子どもが急病で休む時に「お子さん大丈夫ですか?」と周囲が声をかけるなど、従業員一人ひとりがサポートしていこうという意識をきちんと持ってくれていると感じます。
 私自身も二児の母。まずはスケジュール調整をしっかりして、仕事は時間内に集中して行い、子どもとの時間もしっかり持つようにしています。自分の調整次第で長期休暇を取ることもできます。薬剤師として、女性管理職として、そして働くママとして、自分がロールモデルになれたら……そんな思いで日々業務にあたっています。女性が活躍できる環境は整ってきているので、自分のキャリアプランをしっかりと持って、どんどんチャレンジしていってください。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

●私自身「管理職のママ薬剤師」として、新入社員の女性薬剤師たちに「こういう働き方もあるのか」と思ってもらえるようなロールモデルになれたらと考えています。そして、キャリアアップも子育ても頑張る後輩を育てていくことが私の目標です。さらに、自分の10年先、20年先の働き方を考えながら、40代、50代でも働く女性薬剤師の新しい形を作っていけたらと思っています。
●プライベートでは、来年の夏に子どもも一緒に海外旅行に行こうと計画を立てています。ハワイが大好きなので、みんなでハワイの海で遊べたらいいなと今から楽しみにしています。

入社の決め手になったこと

もともと接客が好きで 地域に根差した店で働きたかった

接客が好きだったことと、スギヤマ薬品が地域に根差した薬局であることが大きな理由です。幅広い商品を扱っていて、私自身入社前から明るく雰囲気のいいお店だと身近に感じて利用していました。

これが成功の分岐点

現場薬局薬剤師か教育か、 迷った末に新たな一歩を決意

2009年に教育部に異動になりました。患者さまとずっと接していたくて現場を離れたくない思いはありましたが、自分の力を試してみたい気持ちも強く、最終的に新人薬剤師を育てるという大きなミッションに挑戦することに。今は思いきって一歩を踏み出して良かったと感じています。

私流自分の磨き方

すべてに完璧を求めない オンとオフをスケジュール管理

仕事と家庭を両立させる上で、すべてに完璧を求めないこと。締めるところは締めないといけないし、人に任せるところは任せる。家事も「今日は外食にしよう」「疲れたから掃除はパス」と、たまには手を抜いています。また、長期休暇は家族で旅行をするなど、スケジュール管理をしっかりしてオンとオフを区別しています。

オフタイム

(写真上段)
休日はできるだけ子どもと出かけるようにしています。4歳の長女も2歳の長男も滑り台が大好き。お気に入りの公園で3人でロング滑り台に夢中です!

(写真下段)
旅行が好きで、独身時代は毎年海外へ。その時にいつも感じたのが「もっと英語が話せたら」。子どもが小さいうちは遠くに行けませんでしたが、来年あたり家族でハワイに行こうと久しぶりに英語の勉強を始めました。寝る前に聞いていますが、5分くらいで夢の中……。

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