2016年取材記事
地域の方の“最初の相談者”になる、 薬局薬剤師を育てたい。
人財本部 教育部 次長
薬学部卒業 1996 年度入社
私のCAREER
教育部 次長

新人研修、社内薬剤師教育、登録販売者教育など、OTCを中心とした教育に携わっています。 また、実務実習を6年制導入当初から担当し、インターンシップを含め今までに多くの学生の指導に関わってきました。 現場感覚を持ち続けるため店舗で業務をすることもあり、そこで培った経験を教育研修に生かしています。

21年のCAREER

  • 1~4年目

    複数のドラッグストアを経て
    調剤併設店へ

    薬のことだけでなく幅広い業務を経験したいと、ドラッグストアや調剤併設店、調剤専門店など、様々な形態の店舗の展開や取り組みをするスギヤマ薬品に入社

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    ここがPOINT1

    入社4年目の時に自分が病気になり、お客さまの健康を支えるには、今のOTC+調剤の知識の両方が必要と痛感。調剤専門店への異動希望を会社に申し出ました。

  • 6年目

    自己申告制度により
    「調剤専門店」へ異動

    大病院の門前薬局・高見店で様々な診療科の処方箋に対応。調剤のスキルをしっかり習得し、店舗での服薬指導、接客時に役立てていく

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    ここがPOINT2

    配属当初、自分の知識不足を実感し必死で勉強。患者さまが本当に飲んでも大丈夫か。厳格かつ万全の服薬指導・チェックを心掛けました。

  • 8年目

    調剤専門店の 
    「薬局長(管理薬剤師)」に就任

    尾張旭店、豊川店の店長を経験。マネジメント業務に携わる傍ら、調剤薬剤師として蓄積した知識やノウハウを生かし患者さまの服薬指導を行う

  • 11~15年目

    調剤併設店の「エリアリーダー」
    調剤教育、OTC教育を担当

    三河エリア5~8店の調剤部門を統括。調剤専門店で学んだ経験や指導内容を生かし、新入社員研修の他、エリア内勉強会等の調剤教育に携わる。14年目からは、エリアリーダーと新入社員教育担当を兼務

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    ここがPOINT3

    「調剤業務を徹底的に学びたい」「教育をやりたい」。希望がどんどん叶い、仕事の手応えを感じました。人を育てる面白さをこの時実感、今の仕事につながっています。

  • 16年目

    教育部に異動 
    主にOTC部門の教育を担当

    教育の専任者になり、新人研修、社内薬剤師教育、登録販売者教育、出張研修の他、実務実習やインターンシップ、健康イベント、学校薬剤師としての活動など、幅広い業務に携わる

セルフメディケーション推進の
主役になれる薬剤師を育てる

 5年前から人財本部教育部に移り、OTC(セルフメディケーション分野)の教育を主に担当しています。人財本部の名称が示すように、地域医療を支える人財育成に力を注いでいるのがスギヤマ薬品です。新人研修も、調剤とOTCの集合研修を行った後に店舗で習得度を確認。実際の店舗への仮配属まで3カ月を要し、一人ひとりが接客対応のスタートラインに立てる技量を培っています。その後各自が経験を重ねることで成長できる土台をしっかり作り上げています。
 研修の大きな特徴は「実践・体験型」であること。私が主に担当するOTC教育でも、商品を実際に手に取って知識を定着させています。加えて、コミュニケーション能力。得た知識を発揮するには非常に大事なスキルで、当社では実際の接客を想定したロールプレイ訓練を幾度も繰り返します。例えば「あせもの薬がほしい」という方に対し、あせもの効能効果がある商品を選ぶのは簡単なことです。その時に、感染症や薬の副作用ではないか、他の原因の有無を含めて様々な聞き取りができるかが重要です。重大な病気のサインに気づけるかどうか、場合によっては、受診勧奨することも必要となるでしょう。知識をもとに会話からそれぞれの症状を聞き出し、適切な商品の提示や助言ができる薬剤師を育てる。このこだわりをすべての教育業務で一貫させています。
 お客さま、患者さまの健康づくりを担い、セルフメディケーション推進の主役となるのが我々薬剤師です。私は、実務実習やインターンシップでも、毎年多くの薬学生を指導していますが、OTCの本当のやりがいを理解していただき、興味を持ってもらえるよう努めています。関わった学生や、入社時はあどけなかった新入社員が成長し、活躍している姿を見るのは教育担当の醍醐味です。大変うれしく思います。

自己の経験から、
薬剤師の責任を痛感
知識の増強に励む

 OTC医薬品は自己判断でも買える薬ですので、皆さん様々な飲み方をされています。病院の処方薬と一緒に服用し、副作用等に気づかないまま健康を害されている方も多く見られます。私自身も服薬指導の時に、OTC薬と処方薬の誤った飲み合わせやそれに伴う健康障害を発見することが多々ありました。セルフメディケーションには、「調剤」+「OTC医薬品」双方の知識が必須と、私は考えています。
 教育部に移る前は、調剤エリアリーダーとして「調剤教育」を担当していました。調剤併設・調剤専門いずれで働く場合も、調剤薬剤師に必要なスキルをしっかり養うとともに、両方の知識が必要なことを伝えてきました。
 薬剤師に必要なのは薬の知識だけではありません。さらに「病気」に対する理解も深めないといけないと思います。これは私の経験で痛感したことです。入社4年目の時、風邪を引いたと思い込み、色々な市販薬を服用したのですが全く違う病気でした。病気のサインは出ていたのですが気づけず、病院を受診した時は既に重篤な状態でした。薬剤師であるのに自分の体でおきたことも分からなかったことを反省。病気についても知っておかなければと、専門書を読んだりして猛勉強しました。OTC接客時も薬をただお渡しするだけでなく、お客さまに受診勧奨するべきかどうかを強く意識して応対するようになりましたね。

調剤専門店で勉強、
「いつかは併設店に戻りたい」
自己申告制度を活用

 当社には、「自己申告制度」があり、希望の職種やキャリアを毎年申告できます。申告した内容により各自の技量や適性も踏まえ環境を変えることができます。上司から目指すキャリアを実現するためにどの様な経験を積めばよいか、アドバイスをしてもらえます。普段から一人ひとりのことを理解してもらえ、成長のための道筋を示し環境を与えていただけます。「処方薬や調剤について学びたい。」「調剤併設型店舗を経験したい。」「教育に携わりたい。」など申告して、この十数年ですべて叶えられました。本当にありがたく思っています。入社後はまずカウンセリング力やヒヤリング力、次の調剤専門店では処方薬の知識や服薬指導のノウハウを徹底して叩き込みました。この現場経験、OTC+調剤の知識が、後の調剤教育、現在のOTC教育の仕事につながっています。
 数年前はアメリカ研修にも参加させていただきました。セルフメディケーション先進国の実状を自分の目で確認し、日本における薬剤師の役割、課題を再認識できたことは大きな財産になりました。「病院に行く前にまずあの薬剤師に相談してみよう!」と信頼してもらえる薬剤師に、まずは自分自身がなる。教育担当者として、そんな対応ができる自社の薬剤師、後輩たちを育てること。これが大きな目標です。十分な知識や経験が求められ容易ではないことは分かっています。しかし、「薬剤師が地域の方の最初の相談者になる」意識を常に持ち仕事に臨むことで、目標に確実に近づいていけるはずです。

今できることを、
楽しく精一杯頑張る

 今、薬学生の皆さんは、卒論や国家試験などの試験を控え、勉強を大変に思っているかもしれません。しかし、そこで得たことは薬剤師になってから必ず役に立ちます。また、勉強はもちろんですが、遊びや趣味、アルバイトにも全力で取り組んでください。将来薬剤師として、能力を発揮するにはコミュニケーション能力は必要不可欠ですので、大学時代に経験したことはあなたの財産となります。
 今できることを、どうせやるなら楽しく、精一杯頑張ってください!社会人になってからの勉強は驚くほど苦痛ではありません。学んだことは、日々の仕事や地域の皆さまの健康づくりに直結し、手応えがあります。社会人は楽しいですよ。

TO MY FUTURE

Myタイムカプセル

5・10年後の私

●市販薬に一番詳しいOTC教育の第一人者を目指します。
●どんな対処法が今の状態に最適か、病院に行くべきではないかを示せる、地域の皆さまの最初の相談者になれる「スギヤマ薬品の薬剤師」を育てます。
●OTC-調剤-大学で得た知識を相互に関連づけた教育カリキュラムをさらに進化。現場社員の要望を反映し、変化させ続けたいです。

調剤に取り組み始めた頃の失敗

病院の処方指示のミスに気付けなかったことを反省し、調剤知識の補強に徹底して取り組む

医療機関の処方ミス(過剰投与)に気づけずそのまま調剤。先輩薬剤師の監査で患者さまへお渡しするまでには至りませんでしたが、もしお渡ししていたらと思うと。調剤の恐さを知ることになり、その後はがむしゃらに勉強。小児投与量、併用禁忌、病気禁忌、アレルギー、副作用歴のチェックなどをより慎重に行うようにしました。

これが成功の分岐点

知識不足で入院。 調剤、OTC、病気 すべてに通じる薬剤師を 目指す

入社4年目、薬剤師であるのに重大な病気のサインに全く気づけず入院。その後は、OTCではお客さまに受診勧奨するべきかを意識して接客。適切な判断、情報提供ができるよう知識の補強に努めました。

私流自分の磨き方

与えられた仕事は どんなことでも全力で取り組む

スギヤマ薬品は、調剤、OTC、在宅と様々なフィールドの仕事があります。どんなことも精一杯取り組めば、いつかまた形を変えて役に立ち、上司や会社もそれに対し評価をくれます。現在の教育の仕事も、OTCと調剤の現場で得た知識や経験がベースになっています。そこで得た人脈は、教育の仕事を円滑に行うために必要不可欠なものとなっています。

オフタイム

(写真上段)
実務実習で知り合った学生に連れていってもらった「ボルダリング」にはまっています。300以上あった中性脂肪が100以下に!目標は細マッチョになることです。

(写真下段)
ボルダリングで知り合ったDrと船釣りを楽しんでいます。漢方薬のことに大変詳しく、釣りをしながら専門領域のことを教えてもらっています。

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